高額請求鍵屋に業務停止処分②
2022.02.25
『長かった』というのが最初の感想でした。
約10年前からこういった業者が出てきて、お客様からすごい金額を払った話を聞くようになりました。
カギの救急車グループの店舗やホームページ、テレビ出演の際にも注意喚起をしていましたが減るどころか増えているような気がしていました。また、鍵のメーカーや鍵屋の組合(日本ロックセキュリティ協同組合)、他の鍵屋さんも注意喚起していました。
しかしながら、最近では高額請求鍵屋のホームページで『ぼったくり注意』などと書いていて、一般の方が見分けるのは難しそうだなと思っていました。(えっ!!自分が言う・・・という感じです。)
当店が開錠(鍵開け)に出張工事した際も、『実は鍵屋さん2軒目なんです。』『1軒目で10万円と言われて…』
という話がよくありました。2軒目じゃなくて多い時は6軒目とかもありました。
金額は4万円や6万円、8万円などバラバラでしたが高い時は30万円の時もありました。(大体相場の2~10倍)
もちろん当店がお伺いしてるということは、お客様はその金額を払わずにキャンセルしているので被害にあっていません。
でも今回は当店にご依頼いただきましたが、前回は別業者ですごく高かった話や、店舗にご来店のお客様から高額を支払った話はよく聞きます。
では、どうやって業者を探せば良いでしょうか。私が遠方の友人から聞かれたらこう言います。
・店舗を構えてやっているところに直接頼みに行くか、電話番号を控えておくこと。店舗に直接行かない場合は、本当にそこの店舗か注意すること。(無店舗の鍵屋さんでもきちんとしているところはあると思いますが、店舗を構えている方がきちんとしている可能性は高いと思います。スマホなどで検索すると店舗がある鍵屋さんと勘違いするような似たような名前の広告などがいっぱい出てくるので、店舗に直接行かない場合はよく確認した方が良いと思います。)
・店舗に行ったときに、店が整理整頓されていない、掃除があまりされていない店は頼まない方が良いと思います。
・依頼の電話をした時に状況を詳しく聞き、下限~上限金額を言ってくれる。またはずばりの金額を言ってくれる。
家の鍵開けなどはシリンダー(鍵穴)の種類、サムターンが標準か防犯タイプか、ドアスコープの有無などで料金が変わってきます。
車やバイクは、メーカー・車種・年式で金額が確定する場合が多いです。
・夜間・深夜は当店も含めて店舗がある鍵屋さんは営業しているところが少ないです。なのでこの時間帯に高額請求鍵屋でないところを探すのはさらに難しくなります。なのでホテルなどに泊まってから翌日に業者を探した方がホテル代を含めても安く済む場合が多いです。
今回の業者以外も昨年大阪市内で逮捕された業者もありますし、屋号(名前)を変えてホームページを広告に載せていたりと他にも高額請求鍵屋は複数存在していると思われます。
鍵屋に依頼する際は上記を参考にしていただき、被害に遭わないことを切に願っております。
鍵業界が健全な業界になるよう微力ながら従業員一同頑張っていきたいと思います。